
今回は「リトルナイトメア2」(LITTLE NIGHTMARES II)のクリア後のネタバレ考察です。ストーリーをクリアし、真エンディングまで見ているのを前提に、考察・解説を書いていきます。
ネタバレを見たくない人はこのページを閉じてください。
よければ続きをどうぞ!
リトルナイトメア2の考察
ループする世界
チャプター1、シックスが最初にとらわれていた部屋には、回数を数えている跡と、電波塔の落書きがあります。シックスがいる森林は電波塔の場所から遥か遠くにあるのに、シックスは電波塔を知っていました。
これはすでに何度も電波塔に行ったことがあり、その度に失敗して、最初からやり直しているためと考えられます。ループした回数を、数えていたのです。
少年モノの正体
エンディングでは、目玉がたくさんある不気味な空間に取り残されたモノが、椅子に辿り着き、その上で長い年月をかけてノッポ男になっていく様子が描かれています。
モノ≒ノッポ男というのは間違いないですが、ノッポ男がシックスを狙う動機についてはいくつか説があります。
★唯一の友達に対する執着
裏切られた理由が分からず、唯一の友人だからと執着します。少年モノとノッポ男でシックスを奪い合いあった結果、どちらも見捨てられます。
★裏切られた復讐心
ノッポ男は裏切ったシックスへの恨みを忘れず、復讐しようします。または同じことが起きないよう2人を引き裂こうとします。この場合、少年モノはノッポ男の正体を知らず、シックスを守ろうとする構図です。
★複数いるノッポ男の中の1人
ノッポ男は複数存在し、少年モノがその中の1人を倒したため、次のノッポ男のなった説です。思考や感情はなく、怪電波に操られてシックスを狙います。
オルゴールの意味
オルゴールはシックスにとって「安らぎ」であり「狂気を抑えてくれる」アイテムだったのではないか。
オルゴールの音色で逃げることをやめてしまうので、オルゴールを与えて閉じ込めようとしたのかもしれません。
オルゴールを壊されそうになった時、シックスは恐ろしく暴力的になってモノを襲いました。シックスの中にある狂気の片鱗が垣間見えるシーンかと思います。
モノにとっては、逃げる邪魔になるため、破壊したという感じですね。
シックスが裏切った理由
- 【恨み】最初にノッポ男にさらわれそうになった時、手を伸ばしたのに、モノは助けようとしませんでした。
- 【怒り】大事にしているオルゴールを徹底的に破壊されてしまいました。安らぎを失いました。
- 【疑惑】紙袋を取ったモノの顔を見て、ループの原因のノッポ男だと気付いたのです。一緒にいる限り怪電波からは逃れられないと悟ったのかもしれません。
先にも書いたように、オルゴールが安らぎを与える存在だったのなら、それによって緩和されていた狂気が、破壊後、表に出てきたのだとも考えられます。
真エンディングの意味
条件を満たしてクリアすると、エンディングの最後に重大なシーンが追加されます。
前作である「リトルナイトメア」を示唆するチラシが落ちています。これにより、今作がリトルナイトメアの過去に当たる物語だと分かります。
もう1つ重要なのが、シックスの影の中に黒々とした姿が現れることです。この黒々とした部分はシックスの狂気で、モノを見捨てたことでより増大したのではないかと見ています。さらに、モノのファントムを飲み込むような描写が、シックスの暴食のキッカケのようにも見えます。
ノッポ男の最期
ノッポ男はリトルナイトメアに登場した首吊り男になったという説が有力です。
▲リトルナイトメアの首つり男の部屋です。ゲーム開始後、5分で辿り着けます。気になる方は前作を引っ張り出して(または買って)確認してみてください。
足の長さ、靴の形がノッポ男に酷似しています。さらに、首つり男の真下にある椅子が、リトルナイトメア2のラストでモノが座っていた椅子にそっくりです。
シックスが電波塔を去ってループが止まり、少年モノが現れなくなった(助けが来なくなった)絶望から、ノッポ男は自殺してしまったという意見が多いですが、自殺だとしたら椅子が倒れていないのは不自然です。
また、ノッポ男はどうやって電波塔からモウにやって来たのかという疑問が残ります。
もしかしたら、あの目玉がたくさんある異空間が変形を続けてモウになった…リトルナイトメア2の舞台自体が、モウの過去の姿だったという見方もできそうです。
以上、「リトルナイトメア2」(LITTLE NIGHTMARES II)のクリア後のネタバレ考察でした。
真エンディング・隠しエンディングの開放条件はこちらで確認できます。
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